「なにをやっても継続できない」
「自分はやっぱり何もできないい人間だ」
習慣が続かなったとき。継続していたことが途切れてしまったとき。
自分を責めたり、ネガティブな感情になっていませんか?目的のため継続すると決めたことが途切れたとき、ネガティブな感情だけは絶対に避けて下さい。
わたしも継続が苦手な人間ですが、なんとか昔の自分よりは行動できており継続していることがあります。作業ペースはかなり遅いですがブログを書いていたり、他にも日記や筋トレなどが習慣です。。
振りかえればネガティブな感情や自己否定をやめたことが大きく影響しています。
・継続、習慣が途切れたときにやっていけないこと
・継続をやめてしまったときにおこる影響や再開できない理由
自分を責めるのだけは絶対にやめよう
習慣が途切れた。続かなった。そんなときに絶対にやってはいけないことは【自己否定】です。
「また続かなった」「どうせ自分はダメな人だ」「何をやってもうまく行かない」
といったようなネガティブな感情は絶対にNGです。
自分を責めることで意志の力が下がる
なぜネガティブな感情や自己否定がいけないのでしょうか。
自己否定は意志力を低下させ行動力を低下させます。
結果、負のスパイラルに陥ってしまうからです。
この負のスパイラルだけは避けましょう。
負の感情に意志力をもっていかれる
なぜ自己否定やネガティブな感情は意志力を低下させるのか。
ここで「WILL POWER 意志力の化学」のロイ・バウマイスターの実験を紹介します。
参考書籍:WILL POWER 意志力の科学 著ロイ・バウマイスター ジョンティアニー 訳渡会圭子
被験者は空腹の大学生。お腹をすかせた大学生部屋に呼び、クッキー、チョコレート、ラディッシュの置かれたテーブルに座らせます。
学生は…
クッキー、チョコレートを好きなだけ食べてもよいグループ
お菓子はなしで食べてもよいのはラディッシュのみのグループ
に分けられました。
研究者も部屋をでて、焼きたてのクッキー、チョコレートの甘い匂いに誘惑も最大限です。お菓子は我慢のラディッシュグループの中にはクッキーを手にとり口元に運ぶ人もいます。しかし、誰一人ルールを守らずお菓子を食べた人はいませんでした。
実験はつづきます。
このあと、被験者にパズルを解くように指示をだします。知能テストと説明しますが、実際には難解なパズルとなっています。
テストの目的は、解くのをあきらめるまでの時間を測定することです。(総合的な忍耐力のテスト指標として何十年も前からストレスの研究などで使用されているもの)
結果
クッキー、チョコレートを好きなだけ食べてもよいグループは20分間パズルに取り組めました。
対してお菓子はなしで食べてもよいのはラディッシュのみのグループは8分でパズルをあきらめてしまいました。
(この差は実験の基準としてはとてつもなく大きい)
つまり誘惑と戦い我慢を強いられたグループは意志力が低下するということが証明されています。我慢させられたグループは目の前になぜ美味しそうな食べ物があるのに食べてはいけないのか。我慢させられているのか。ラディッシュじゃ物足りない。など負の感情が生じています。
意志力は体力のように消耗します。
そして負の感情こそが意志力を低下させる大きな原因です。
「小さな習慣」でも意志力を低下させる原因として上記のラディッシュテストを元に『負の感情』に焦点をあてています。
つまり習慣を続けようとして習慣ができなかったときに自己否定すると、さらに習慣を再開させることや再び行動をおこす際に大きな障害となってしまいます。習慣にしたい行動をおこす。やめてしまう。自己否定。意志力低下。他の誘惑に負ける。やるべき行動をおこせない。自己否定。といった悪循環に陥ります。
ですので、意志力を低下させる『自己否定』だけは絶対にやってはいけないのです。
考え方によっては習慣が途切れることなどない
大切なことなのでおさらいです。
・ネガティブな感情にならない
・自己否定、ネガティブな感情は意志力を低下させる
・意志力が低下し誘惑に勝てない➡次の行動をおこせないの➡自己否定の負のスパイラルにおちいる