スキレットを使っていると、気になるのが臭いです。
シーズニングをして油を塗ったスキレットをしばらく使っていないと、油の臭いが気になるときがあります。また、落としきれていない焦げや細かいカスが臭うときもあります。
臭いが残った状態で料理するはイヤですよね。
そんなスキレットの臭いですが、対策はそんなに難しくありません。今回はスキレットの臭いが気になるときの解決策について記事にしました。
スキレットの臭いは油ならしとくず野菜で一撃
スキレットについた臭いを、確実にとる方法は…
これだけです。
油返しとは…
①.食材を炒める前に多めの油入れてフライパンを温める
②.①の油からケムリがでるくらい温めたら、他の容器うつして新しい油を入れる
この①、②の過程を油返しといい、焦げ付きの予防やスキレットの温度を均一にするために行う作業です。
この油返しをするだけでも、古い油の臭いは気にならなくなります。
それでも少し臭いを感じるときは、くず野菜を炒めましょう。ネギの青い部分など使うとネギの香ばしさが、気になる臭いを一発で消してくれます。
くず野菜を炒めるとこまでやれば、臭いがとれること間違いなしです。
スキレット、鉄フライパンを使い始める前の鉄の臭い対策にも使われている
さらにいえば、油返しとくず野菜を炒める過程は、油ならしとも言われています。
油ならしはスキレットや鉄フライパンを使い始めるまえに行う、こびりつきの防止や鉄臭さをとる作業です。
油臭さや焼けカスの臭いが気になったときに、油ならしを思いだして実践してみたところ効果バツグンでした。
その他のスキレットの臭いをとる方法
手入れの一環で行える油ならしが一番シンプルで簡単に感じますが、他の対策も紹介します。
塩をまぶしてブラシでこすり洗い
塩の粒子が汚れや臭いを吸着してくれます。また塩には細菌の分解、増殖抑制の効果があるようです。菌に対するアプローチからも、消臭効果が期待できますね。
重曹を入れた水でしばらく沸騰させる
臭いの原因でもあるタンパク質は酸性で、重曹はアルカリ性です。アルカリ性は酸性を中和してくれます。重曹で中和させることで、臭いの原因であるタンパク質を取ることができます。また重曹は熱を加えると、アルカリ性が強くなります。重曹を使う場合は、お湯に入れて沸騰させる方法が効果的です。
どうしてもという場合は洗剤を使う
あまりオススメしませんが、シンプルに洗剤を使う方法もありです。どうしても臭いが気になるとき、本当に急いでいるときは洗剤を使いましょう。ただし洗剤を使うことで、使い込んで手入れをして作ってきた油膜が落ちてきてリスクがあります。一回くらい洗剤で洗う分には油膜も落ちきらないとは思いますが、せっかく使い込んで作っている油膜は大切にしたいです。
手入れの一環である油ならしで臭い対策はバッチリ
繰り返しますが…
スキレットの臭いが気になるときは
油ならし(油返し+くず野菜炒め)で確実に臭いをとりましょう。
※油返し⇓
①食材を炒める前に多めの油入れてフライパンを温める
②①の油からケムリがでるくらい温めたら、他の容器うつして新しい油を入れる
スキレットや鉄フライパンを使っていれば、手順として油返しは普段から行う作業です。その後にくず野菜を炒めるだけだと思えば、そんなに手間ではないですよね。いつもの手入れの作業の一環として、カンタンに行えます。
鉄フライパンやスキレットは手入れが必要な分、使い続けることが億劫になりがちです。一つ一つの手間をラクにしたり、トラブル対策を簡単にすることがスキレットを使い続ける秘訣です。
ぜひ参考にしていただき、スキレットライフを楽しんでいただければと思います。
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