【学生以外にもおすすめ】思考の整理学【感想】

「東大、京大で1番読まれた本」という帯を観て手に取りました。

頭が悪いなりに頭の良い人はどんな本を読むのか単純に気になったからです。

実際読んでみた感じ、学生や若い世代のだけでなく創作的な活動をしてる人には必読かなという印象です。

著書の概要

著者:外山滋比古

発行:1983年3年 文庫化1987年

発行元:筑摩書房

著者は文学博士、エッセイスト、評論家

253万部発行

まず読んで思ったことが40年近く前に書かれていることに驚きでした。

思考の整理学を読んだ気づき、引用など

色褪せない名著だと思います。

この思考の整理学、グライダー人間というタイトルで始まります。

簡単に説明させてもらいますと学校の勉強だけできる優等生を自己飛行能力のないグライダー人間と例えています。

いきなりグサッと刺さる内容です。(良くも悪くも今も昔も学生の質は変わってない?)

あとがきでは著者はこの本はハウツー本ではないと述べています。

また思考の整理とは難しいものでそれを考えるきっかけになればとも述べています。

確かにハウツー本ではないことは確かです。

ですが内容としては頭の中で考えている事をさらにブラッシュアップさせる方法やヒントが書いてあります。

正直私は考えることが苦手です。

しかしこの本を読んで少しでも思考を整理し、ブラッシュアップできるよう努力していきたいと感じています。

ここで内容を少し引用させてもらいます。


努力をすれば、どんなことでも成就するように考えるのは思い上がりである。努力しても、できないことがある。それには、時間をかけるしか手がない。

引用:思考の整理学p41


ただ、あまり構えないで、とにかく書いてみる。そうすると、もつれた糸のかたまりを、一本の糸をいと口にして、すこしずつ解きほぐして行くように、だんだん考えていることがはっきりする。

引用:思考の整理学p136


とてもわかりやすく書いてくれていることもあります。

他にも思考の整理の具体的な方法として、著者流のメモ方法や読書方法も書かれています。

メモ方法や読書方法なんかはすぐに実践できる内容でした。

思考の整理学を読んで

冒頭でも述べましたが色褪せない本です。

・読書やアイデアのメモ

・アイデアを寝かせる、発酵させる

・とにかくアウトプットする

この辺りは意識して実践していきます。

他にも読んで参考になることばかりです。

学生におススメ的な感じで押されているみたいですが全世代におススメできます。

特に創作活動をしてる方にとっては必読だと個人的には思っています。

私は自分の考えをまとめたり、整理しようという目的もありブログを始めました。

このタイミングで思考の整理学を読めたことはタイムリーかつラッキーでした。

得るものが多く感謝しています。また必ず再読します。