運動すると脳と身体にどんな反応がおきているのか?【頭が良くなるとされる理由】

昨今、運動は健康管理に欠かせないものと認識が広まってきています。

実際に運動に関する様々な研究も盛んに行われているようです。

運動は身体だけでなく脳の機能、精神面にも良い言われています。

身体面以外の反応としてどのようなことが起きているのか調べてみました。

運動することで心身にどんな変化が起きてるのでしょうか。

なぜ運動が脳や精神面にも良いとされるのか?

まず運動したことによる脳の反応です。

①脳の血流増える

②脳神経伝達物質の分泌が増える

③脳内のネットワークが増える

④他にも身体に良い物質の分泌が増える

①脳の血流が増える

脳は他の臓器などに比べより多くの酸素とエネルギーを必要とします。

運動により脳の血流が増えると脳内への酸素供給や栄養が増えます。

結果的に脳に良い影響を与えると考えられています。

また脳の血流が増えることで脳の老廃物の排出を促すとも言われています。


②脳神経伝達物質の分泌が増える

脳はニューロンという神経細胞で構成されています。

ニューロンとニューロンは隙間があります。

その間を仲介して信号を伝達してくれるのが神経伝達物質です。

セロトニン

精神の安定
安心感や平常心を保つ
自律神経の調節をする
覚醒のコントロール

幸せホルモンとも呼ばれたりしていますね。

ドーパミン

前向きな気持ちしてくれる
ポジティブ思考
意欲、モチベーションを高める
幸福感を高める

ノルアドレナリン

注意力、集中力を高める
活動性を高める
神経を興奮させる物質

③脳内のネットワークが増える

神経細胞の栄養分であるBDNF (脳神経由来栄養因子)が増える。

BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促す。

学習や記憶、思考において重要な役割を担う。


④それ以外に増える物質

成長ホルモン

脂肪の分解
疲労回復
美肌
アンチエイジング
髪の毛の発育

テストステロン

骨格や筋肉の成長促進
生殖機能の向上
脂肪の減少
チャレンジ精神の向上

マイオカイン

筋肉から分泌されるホルモンの総称です。

現在研究が盛んに行われています。

がん抑制
脂肪の分解
認知症の予防
血糖代謝
認知機能の向上
抗炎症性の向上

ホルモンの総称なので様々なホルモンがあるようで一部の例ですが…

・IL―6
・FGF―21
・アディポネクチン
・アイリシン
・IGF―1

など聞き慣れない物質ですね。

それぞれで違った効果があるようです。

運動は良いことだらけ

運動の効果は調べてみるとまだまだ研究が必要で盛んにすすめられている分野です。

現在、判明しているだけでも様々な効果がありました。

難しいこともあったので大雑把にまとめてしまいましたが…(すみません)

とにかく健康に良い!ということです。

健康を維持するために運動はもちろんです。

さらには「頭を良くしたい」「気持ちを高めたい」「気持ちを安定させたい」こんな想いにも有効です。

これだけメリットがあると運動なんか熱苦しいだとか辛いとかそういう段階ではなくなっていますね。

運動を始めていない人や運動が苦手な方はウォーキングや数回のスクワットからでもいいと思います。

すでに運動やってる方はぜひ運動の習慣を途切らさず続けてほしいと思います。

私も運動は身体にあった方法でこれからも続けていきたいです。