【読書感想】「考える力」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考【日常の解像度をあげよう】

思考力をアップさせたい。

そんな思いで【自分の頭で考える】ことや【思考法】についての本を読んでいます。

今回は『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考』を読みました。

読んだ感想をブログに残します。

 

「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考の内容

タイトル:「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考

著者:西岡壱成

発行所:東洋経済新報社

頭が良い人と普通の人の違いはどこにあるのでしょうか?

著書で述べられている結論からいえば『思考回路』です。そしてその『思考回路』は誰にでもマネすることができます。

東大に合格するような人はそういった思考回路で常にモノゴトを考えているので、思考力や記憶力がアップしていきます。

5つのチャプターにわかれており

✔暗記せずに記憶する思考回路

✔要約に関する思考回路

✔ヒトに上手に伝える思考回路

✔他人には思いつかないようなアイデアをだす思考回路

✔問題解決のための思考回路

について解説されています。

それぞれ例題やSTEPごとに解説されているのでわかりやすく読み進められます。

 

「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考を読んで気になった内容

  • 記憶についての思考回路

頭が良くなる最大のポイントは「日常の解像度」p18

著書では日常の解像度を高める重要性を説いています。

「英語が話せるようになりたいなら、外国人の恋人はつくればいい」とよく言わたりしますよね。なぜでしょうか?

理由は英語を勉強するというモチベーションがあがることです。結果、日常の英単語や電車内での英語のアナウンスなど、普段は素通りしていた内容に意識がむくようになります。生活そのものを英語の勉強の落とし込むことができるのです。

「カクテルパーティー効果」という心理用語がありますよね。意識をむけることで結果的に日常的に必要な情報が入ってきやすくなります。

 

「記憶力がいい人」は、知識を「関連づけ」「変換」するから覚えておけるp37

日常の解像度があがることで知識の関連づけがしやすくなります。

 


  • 伝え方の思考回路

説明とは、相手の「既知」と物事を結びつけることp104

わからないことは知っていることに例えたり、結びつけることで、格段に理解しやすくなりますよね。逆に、わからないことに、わからない言葉をつなげてもより複雑になり難しいというイメージにつながってしまいます。

やはり「相手目線」が大切。「相手目線」で考えられるからこそ、うまく伝わるし、説明が上手ということです。

 


 

  • ひらめきについての思考回路

「一を聞いて十を知る」とは、見る立場・見る方向を変えて物事を見られるということ!p141

そういわれるとトレーニングで改善できそうです。ものごとをみるときは確証バイアスが働いてしまっているようです。結果的に一つの色眼鏡で見てしまうために視野、視点が狭くなってしまいます。思い込みは捨てて、いろいろなメガネでモノゴトを見られるようにしていきましょう。

 

視点を増やす方法として

・二項対立(賛成/反対、経済的/倫理的)

・裏側思考

も紹介されています。

 

裏側思考は自分が考えいることに反論をする方法です。「自分の意見を反論する」は視点を増やし、様々な視点から考えられるようにする重要な要素ですね。反論を考えることは難しいですが、方法論としては分かりやすく、意識的にやっていくことができそうです。

 

裏側思考の手順

STEP0
➡考えたいモノゴトを1つ決める(ニュースや本、文章のちょっとした内容)

STEP1
➡そのモノゴトの肯定・否定を選ぶ。賛成か反対か決める。スタンスを決める。

STEP2
➡表側探し:肯定派なら肯定(賛成)する理由を、否定派(反対)なら否定する理由を列挙。できるだけ多くあげる。

STEP3
➡裏側探し:自分と反対の立場を支持する理由を列挙する。ステップ2で挙げた理由の「反対から見た言い回し」考える。

  • 例30%もある→30%しかない
  • 真面目な人→冗談が通じない人
  • 大雑把な性格→シンプルに物事を考える人

STEP4➡
別軸・別の観点探す。「賛成」「反対」以外の対立軸や別の切り口を考える。「経済的・法的・道徳的・倫理的・歴史的」など、第3の道「中道・条件つきの賛成や反対」など。

10歳でもわかる問題解決の授業という本で、悪魔の代弁者という解決の一つの策を知りました。悪魔の代弁者でも、つまりは反論を考えることです。同じ方法ですね。

 

まずはできる思考回路から取り組んでみる

著書は5つの思考回路をていねいに解説してくれています。

1つ1つできることから取り組んでいきたいです。

とにかく日常の解像度をあげることは意識していきます。

何ごとにも「なぜ?」と疑問をもって日常のことがらにふれていきたいです。

著書でも勉強は日常の解像度をあげて日々を楽しく過ごすことに繋げることと解説されていました。

私も自分の成長であったり、日々の生活をよくするために日常の解像度をあげて、そこで学んだことをアウトプットしていきます。

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