【読書感想】考える練習帳【考える力がないと自覚することが大きな一歩となる】

考えることが苦手で、考える力をつけたい、少し練習をしていきたい。と思いながらも、そもそも考えるってどういうことでしょうか?

そんな【考えることについて考える】のに『考える練習帳』が役にたちます。

考える力をつけたいと思っていても、何からやればいいかわからず悩んでいる方には著書がオススメです。

考えることとは何かについて書かれており、練習問題も記載されています。読みながら考えるトレーニングもできます。

もし考えることが苦手とあなたが感じているのであれば、考えることついてのはじめの一歩は踏み出しています。

著書でも触れられていますが『無知の知』が覚醒の第一歩です。気になる方はぜひ著書を手に取り読んでみてください。

練習帳に解説されている考えることのメリット、デメリットについて

 

考えることについて学ぶまえに、考えることのメリットについて解説されています。

考えることのメリット

①世界が変わってみえる

②「先が読める」ようになる

③「自由」になれる

④AIとうまく共存できる

⑤仕事や勉強ができるようになり、人生が楽しくなる

なぜこれらのメリットが必要なのでしょうか?メリット⑤にもあるように、やはり人生を豊かにするためと考えています。私が【自分の頭で考える】をテーマに勉強しているのも【人生を楽しくする】ためです。また考えることで、物事を知る力が、ついたり日々の問題の解決力にも繋げていきたいと思っています。こうしてブログを書いているのも自分の頭の中を言語化し考える力をつけるためです。考える力はまだまだで全然できていないですが…。

考えることのデメリット

①決断が遅くなる

②マイノリティとなりやすい

③悩みが増える

④人が信用できなくなる

考えることについてのデメリットついても考えられています。著書を読んでもらえるとわかりますが、考えることは大きな力になるとともに、思慮深さからのデメリットが生じます。デメリットについてもしっかり頭にいれながら考える練習もやっていきたいところです。

考える練習帳を読んで気になった言葉

目の前に起こっている事象は誰にとっても同じことです。でも、そこから一人ひとり違う人生が発展していくのは、ひとえにそれをどう捉えてどのように発展させるのかという個人の思考の結果が反映されているからです。p23

できごとや自分に対する刺激に対して、ヒトは考えることができます。考え方ひとつで自分に起きたことがポジティブにもネガティブにも変化します。自分に入ってくる情報そのものを深くも浅くもどう捉えるかは、自分の考え方しだいです。

「考える力」のわすがな差が、「天と地」ほどの差になる。p25

不満や自分にとって都合の悪いことがおきたとき、自分には変えられないこともあります。しかし、自分ができることはできる限り、改善策を数種類考えて行動に移すようにしていきたいです。

考えることは常に自責であることです。原因は常に自分であると考えることで、思考回路が動き始めます。ミスをしたり後悔することがあったとき、自責の念をもち自分に何ができるかを考えるようにしています。そのかわりに自分がいくら行動しても影響を及ばさないテリトリーに関してはあまり深く考えない。そこを理解すること、線を引くことも考えることだと考えている。

考えるとは「すぐにネットをみない」ことp84

自分なりに考えてからネットを見る癖をつけるp86

ネットニュースをみたときについやってしまいますよね。1番よくないのはニュースに関する専門家やオーサーなどのコメントをすぐにみてしまうことです。もちろん専門家の意見を学べるのは大変ありがたく勉強になります。問題なのは勉強したつもりになり自分の考えがないことです。ネットでニュースをみたときに、反対・賛成、身近なところにどう影響が出そうか、など自分の意見を考えてからニュースをみていきたいと思います。ネットニュースだけではなく、わからないことがあったらまずは自分で考えてみる。を癖にしていきたいと思います。今や3秒で検索できる時代です。調べることには時間がかからないのですから、もっと自分で考える時間を作るべきでしょう。偉そうに語っていますが私は全然できておらず、改善しなければいけない点です。

世の中は、正解を求める人であふれているp102

私自身、正解が欲しい欲しいマンでした。今も抜け出せていないです。大きなテーマでいえば、人生をよくするための「正解」を求めるために、前はよく自己啓発本を読んでいました。ですので選ぶタイトルは成功するための10つの方法とかです。もちろん大切なことやヒントになることも書いてあります。しかし、それ以上に必要なことはやはり【自分で考える】ことでした。正直、自分を変える方法に正解なんてありませんし、本を読んだだけでは何も変わりません。自分の人生には何が大切で、どう生きれば人生がよくなるのか、自分で考えなくてはいけません。

考えるとは「見えないもの」を意識することp176

家の中に「あるもの」を10秒間で10個挙げてください。

家の中に「ないもの」を10秒間で10個挙げてください。

これやってみたら10個挙げられませんでした。ないものの方が多いのに…

あるものは主観です。ないものは客観になります。

ないものは目に見えず思い浮かべようがない。簡単には浮かばない、しかし無限にある。ないもの意識することは思考力が必要となります。

考える練習帳を読んで感じたこと

これまで『考える』こと自体について考えたこともなかったです。今回、考える練習帳を読んで『考える』こととは何かについて学ぶことができました。いかに自分が普段考えていないがか痛感もしています。それでも『無知の知』=『考える力がない』ことに気づいて、考える力をつけようと自覚したのは自分にとって大きな大きな一歩だと思っています。できることからやって考える力を身に付け、より自分の人生を楽しく生きられるようにしていきたいです。

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