【タイプ(性格)別に習慣のテクニックについて解説】人生を変える習慣の作り方【感想】

タイプ(性格)別に考えることで習慣作りのヒントになる一冊。

 

習慣づくりのテクニックとしては考え方は他の本と一致するものが多いです

 

本書がほかの習慣のつくり方の本と違う点はタイプ(性格)別に習慣のつくり方、関わり方が考えられているところです。タイプ別に細かな応用、考え方を友人や家族、ブログでの読者とのやりとりを例に解説されています。全体的に内容もわかりやすいです。

 

習慣づくりが苦手、今までうまくいかなかった、なんて方はこの本にヒントがあるかも知れません。

人生を変える習慣の作り方の書籍情報

人生を変える習慣の作り方

タイトル:人生を変える習慣の作り方

著者:グレッチェン・ルービン
翻訳:花塚 恵
出版社:文響社
発売日:2016/12/14
ページ数:384p
著者(グレッチェン・ルービン)について
作家。キャリアのスタートは法律家。作家になりたいと気付いて転身。著書『The Happiness Project』はミリオンセラー、30カ国語以上に翻訳された。習慣や幸福についてのブログやポッドキャストが人気。オンラインでも活躍されている。

人生を変える習慣の作り方から一部引用

 

自分自身を知り、自分にもっとも効果のある習慣の身につけ方を選ぶ。これが何よりも大切だ。本書では、自分に合った習慣のつくり方あるいは断ち方を探れるよう になっている。

引用元:グレッチェン・ルービン. 人生を変える習慣のつくり方 (Kindle の位置No.21-23). 文響社. Kindle 版.

良い習慣、悪い習慣はあくまでも自分自身で決めることです。自分にとって必要か必要じゃないか。自分の軸や人生で大切にしていることを考えて習慣づくりをしていきたいと思いました。

 

アップホルダー(約束を守る人):外から課される期待と自分で課す期待の両方に進んで応えようとする。
クエスチョナー(疑問をもつ人):あらゆる期待を疑問視し、自分で正当だと判断した期待にだけ応えようとする。
オブライジャー( 義務を果たす人):外からの期待には進んで応えるが、自分で課す期待にはうまく応えられない(陸上部だった友人はこれに相当する)。
レブル(抵抗する人):外からの期待、自分で課す期待に関係なく、あらゆる期待に反発する。

グレッチェン・ルービン. 人生を変える習慣のつくり方 (Kindleの位置No.276-282). 文響社. Kindle 版.

筆者が分類しているタイプです。この4つのタイプをもとにそれぞれの習慣作りに対する姿勢や対応方法について話は進んでいきます。

 

18 世紀にイギリスで活躍した文学者サミュエル・ジョンソンは、友人から「ワインを少し飲め」と促されたときにこう答えた。「少し飲むということができないのだよ。だから絶対に触らない。わたしの場合、断つことは簡単でも、量を抑えることは難しい」。

グレッチェン・ルービン. 人生を変える習慣のつくり方 (Kindle の位置No.2057-2060). 文響社. Kindle 版.

例えば誘惑に対しての付きあい方についてもタイプ別にやり方がある。あなたは断つ派?量を抑える派?

 

習慣や幸せに関する研究のすべては、まさに「理想郷での毎日」をできるだけ現実にするためのものだ。愛しい人たちと深い絆で結びつき、満足の いく成果を上げる毎日。エネルギーに溢れ、健康で、何かを生みだす毎日。楽しいこと、熱意をもてること、夢中になれることで満たされ、後悔、 罪悪感、怒りをほとんど感じない毎日。(中略)明日になれば、何の決断も、何の意志の力も使うことなく、わたしは6時に起きる。そして、まだ眠っているジェイミーにキスをして、1時間ほどコンピュータに向かって仕事をする。それからイライザとエレノアを起こし、みんなの朝食を準備する。エレベーターに乗っているあいだは片足で立ち、エレノアを学校まで歩いて送り、家に戻ってきれいに片づいた仕事机の前に戻る。この とおりに行動したからといって、誰もが幸せになれるわけではない。でも、わたしはこの習慣があるおかげでとても幸せを感じている。まさに、それがわたしにとっての理想郷での毎日なのである。

グレッチェン・ルービン. 人生を変える習慣のつくり方 (Kindle の位置No.4081-4094). 文響社. Kindle 版.

この一節にはとても共感しました。良い習慣をつくる、悪い習慣をやめる意味を考えさせられます。私も習慣の力で『理想郷での毎日』を実現していきたいです。

 

人生を変える習慣の作り方で学んだ点

この本はタイプ(性格)別にも話が盛り込まれているのが特徴ですタイプ診断をしてから読み進めていくことで、習慣に対しての捉え方は人よって確かに違うなと感じました。習慣化の手法が書かれている本でもタイプ別に考えられて書かれているのは初めてでした。

 

私自身はこの方が考えた分類のクエスチョナーというタイプに分類されます。(自分でも少々面倒くさいタイプだなと思う)

 

納得したのは「測定によってデータを得ることで以前よりもよくしようという気持ちが生まれたのだ」という箇所です。測定すること自体を楽しく感じることができるのは当てはまりました。情報を収集しデータを集めることで客観的に判断することで習慣を魅力的にすることができます。

 

実際わたしも習慣作りを意識してから記録を大切にしています。測定とは少し違いますが日記など自分のことを記録しておくことも興味を持っていましたし、実際続けることができているので向いてるいるようです。

 

習慣を見なおしたい、継続する力をつけたい方で、性格の面で向き不向きがあると少しでも思うかたはこの本を読んでヒントを得てもらえたらと思います。

 

Kindle Unlimitedの対象です。

 

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